At The Gates / To Drink From The Night Itself
1. Der Widerstand
2. To Drink From The Night Itself
3. A Stare Bound In Stone
4. Palace Of Lepers
5. Daggers Of Black Haze
6. The Chasm
7. In Nameless Sleep
8. The Colous Of The Beast
9. A Labyrinth Of Tombs
10. Seas Of Starvation
11. In Death They Shall Burn
12. The Mirror Black
こんにちは、れどみね氏です。
今回聴いてみるアルバム。
スウェーデンのデスラッシュ/メロディックデスメタルバンド
At the Gatesの2018年リリース。6thアルバム、To Drink From The Night Itselfです。
感想
#1 アコギからのなんとも壮大な...。Slaughter Of The Soulっ子の僕にはなんだか新鮮な気がしました。
それと同時にちょっと寂しい気もするイントロ。はい、始まります。
#2 スウェディッシュ感満載なリフからのなんかキャッチーな要素がマシマシになってる...?
正直中途半端感が否めなかった。不完全燃焼気味です。
#3 前曲よりもAtG感があると感じた。
音作りがミドル強調されていてモコモコなんだけど
ハイを強調してビリビリさせたら今までのような感じになるのではと気づきました。
終わりに近づけば近づくほどホラーでダークなところ好き。
#4 スローで重く。スラッシュビートを胸に刻め!!
....スローになってしもうた。リフがなんとも感情的になるところがある。
一番の聴きどころは3分あたりからのトレモロリフ。叙情性溢れて心に染み渡ります。
#5 悲しげなピアノから始まって悲しい雰囲気が続く。
途中のアコースティックな部分、ギターソロどれを取っても感情に訴えかけるのが。
#6 めちゃくちゃノリの良い...ん?D-beat...?
クリーンギターにこのビートでここまで気持ちよくなれるものだとは思わなかった。
ラストにつなぐメロディックなギターは感動物でございますね。
#7 少々しっとり気味になりつつも。
儚さ増しパート後の歪んだギターがかっこよさを倍増させつつ、邪悪な感じがたまらない。
トレモロリフが切なさに拍車をかけてくる。激へヴィなフレーズ好きです。
ソロもメロディアスなのでメロデス好きなら食いつけるかと。
#8 スローな曲。イントロからメタルコアよりかななんて聴いていたらなかなかスロー。
なかなか突っ走ることをしてくれないためコッテリしてきてしまった。
3分周辺のノリはめっちゃ好き。
#9 なんだ?ブラックメタルか!?ダークで儚いトレモロリフが聴ける。
そしてこのリフです。スウェディッシュであってAtGらしさ溢れる刻み。
ギターソロが泣きというよりも泣かせにくるメロディワークであってとても美しい。
#10 暗い。イントロが怖い。からのスラッシーな走り。
サビが聴きやすいのって非メタラーの方々的にはどうなんだろうね?聴きやすいになるのかな。
この曲好みのフレーズがチラチラと見え隠れしているんだけど
メインに置いてこないの本当もやもやする。
#11 これだよ!!!俺が求めてたAtGだよ!!
突っ走るデスラッシュ感だけでなくしっかりと聴かせてくれるフレーズ。もちろんダークさも忘れずに。
疾走感増して突っ込むところ泣きそうになるくらいの様式美を感じられて語彙力喪失。尊い。
#12 悲しい。色で例えるのなら青みがかった白。
イントロのギターが悲しいだけかと思って聴き進めても悲しい。
嫌いとかではなく、儚く悲しい雰囲気が滲み出ている。コード進行も個人的にどストライクである。
曲本編は短く、シンフォニックなアウトロが流れる。
まとめ
聴き終わって感じたことは、昔のAtGとはちょっと違う。
デスラッシュを求めるより、ダークさを求めていた人がたどり着くべきだと。
もしかしたら僕が懐古厨なだけかも知れませんが。
求めていたものとの違いを抜きにして語ればとても良いアルバムだと思う。
ダークさと美しさに、いつもと違うノリを混ぜてくるからいろいろとフレッシュだったです。
音作りの変化で思ったことは、よりへヴィな曲を聴かせることができる。
今後もスローなミドルな曲が増えるんじゃないかなと。
いずれにせよ、クオリティが高いのには変わりありませんね。